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2018年7月12日

〈西日本豪雨〉九州も豪雨被害、避難指示発令で業務停止 整備工場への浸水も

「平成30年7月豪雨」では、九州地区でも被害が出た。9日までに福岡県で2人、佐賀県で1人、鹿児島県では2人の犠牲者が確認されたほか、各地で道路や家屋の被害も広がっている。

 

福岡県の災害対策本部のまとめ(9日午後3時現在)によると、死者は北九州市で1人、筑紫野市が1人の合わせて2人。重傷者が北九州市で1人、みやこ町で1人。軽傷者が飯塚市、嘉麻市で2人ずつ、北九州市、福岡市、那珂川町、筑前町がそれぞれ1人で合計8人となっている。そのほか、連絡が取れない人が北九州市で1人。家屋被害は全壊4件を含めて2683件に達している。道路被害は損壊127件を含めて414件。

佐賀県の政策部消防防災課のまとめ(9日午後12時現在)では、死者が1人、負傷者3人、行方不明者が1人。住宅等の被害は半壊3件、一部損壊6件など。

鹿児島県の危機管理防災課のまとめ(9日午後3時現在)では、鹿児島市で2人が土砂崩れに巻き込まれて死亡した。家屋等の被害は全壊1件を含めて5件。

九州運輸局によると6日、午前9時に北九州市小倉南区の北九州自動車検査登録事務所の所在地に、避難指示が発令されたことを受けて業務を停止した。7日の午前10時には避難指示が解除された。飯塚市の筑豊自動車検査登録事務所の所在地では、6日の午後3時40分に避難指示が発令され、業務を停止。7日の午後12時30分には避難指示が解除された。北九州登録事務所、飯塚登録事務所とも9日に設備等を確認した上で、被害がなかったことから業務を再開した。

整備工場の被害では、福岡県自動車整備振興会に9日午後4時までの時点で12件の被害報告があった。地区別では久留米市が5件で最も多く、次いで北九州市、飯塚市、嘉麻市が2件ずつ、小郡市が1件。主な状況では工場への浸水が多く、「リフトが稼働しない」「車両8台が水没」などだった。

大分県自動車整備振興会には、臼杵市で工場敷地内に土砂が流れ込んだとの報告が1件あった(9日時点)。「工場の裏山の一部が崩れたが、人的被害はなく検査機器にも被害はないと聞いている」(大分整振)という。

日刊自動車新聞7月12日掲載

開催日 2018年7月9日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日刊自動車新聞社調査

開催地 九州地区
対象者 自動車業界