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2018年7月11日

日産、親子で先進技術体感 イベント展開

日産自動車が販売会社とともに、日産の先進技術を体感してもらうことを狙いとした親子向けイベントの開催に乗り出した。

電気自動車(EV)や自動運転技術など「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」の体感機会を提供し、クルマの未来を楽しみながら学んでもらう。販売活動を行わない“商売抜き”のイベントを製販がコラボレーションして行うのは、日産として国内で初の試みだ。

第1弾として、6月30~7月1日に新潟県長岡市で地場販社の日産サティオ新潟西(町田大輔社長)とともに、「親子で遊ぼう!クルマdeみらいフェスタ」を開催した。2日間合計で2737人(875組)が来場した。

イベントのコンテンツは、日産と日産サティオ新潟西の関係者がともにアイデアを出し合って決めた。会場屋外では、単一車線自動運転技術「プロパイロット」や、自動駐車技術「プロパイロットパーキング体験」など自動運転技術の体感を中心とした試乗会などを開催。試乗件数はそれぞれ193組、155組と人気が高かった。

日刊自動車新聞7月7日掲載

開催日 2018年6月30日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

日産自動車、日産サティオ新潟西など日産自動車販売会社

開催地 第1弾の開催:新潟県長岡市
対象者 キッズ・小学生,自動車業界

◆歓声が絶えず
 子ども向けのイベントも好評で、EVの重要性を環境の視点から考えてもらう「わくわくエコスクール」と「EVミニカー教室」は常に定員以上の参加者でにぎわった。また、自動運転の仕組みをわかりやすく紹介するために企画したロボットカー「エポロ」のデモ走行ブースでも子どもたちの歓声が絶えなかった。
 今回のイベントを開催するにあたり、日産では「将来、交通事故、渋滞、大気汚染、エネルギー問題もない社会、そしてワクワクする世界の片鱗を感じてもらえるよう工夫した」(同社広報)という。例えば、子どもらの人気を集めたエポロは自動運転で周囲のクルマとつながり、事故や渋滞のない世界を目指す技術のコンセプトの一つである。
 日産サティオ新潟西では、例年この時期に「大商談会」を開催していたが、今回のイベントを通じて既存顧客との関係性を深めることができたと同時に、他銘柄客の来場誘致と接点づくりで「非常に大きな成果があった」(同社関係者)。また、「スタッフたちにも普段、接することのできない日産の技術を体感してもらい、改めて自分たちの扱う商品・技術への自信を持つことができた」(同)という。