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自動車産業インフォメーション

2018年7月11日

1~6月 好調続く輸入車販売 SUVがけん引

輸入車販売の好調が続いている。日本自動車輸入組合(JAIA)が5日発表した2018年上期(1~6月)の外国メーカー車の新規登録台数は、前年同期比0・5%増の15万1803台と9年連続で前年実績を上回った。上期実績としては過去3番目の高水準で、登録車に占める外国メーカー車のシェアは8・8%となった。新型車の投入に加え、SUV(スポーツ用多目的車)が人気で、8ブランドが過去最高実績を更新した。JAIAでは「7月以降も新型車効果が続き、18年も前年超えの可能性がある」と見ている。

上期前半の1~3月は前年実績を下回ったものの、4月以降は新型車効果で需要を押し上げ、前半のマイナス分をカバーした。価格帯別では、400万円未満が13・4%減の6万5006台だったのに対し、400万円以上1千万円未満は13・3%増の6万7563台、1千万円以上は3・5%増の1万290台と、高額車の販売が好調に推移した。ディーゼルエンジン車の比率は0・8ポイント上がり22・3%で過去最高だった。 ブランド別では、BMW MINI(ミニ)、ジープ、ランドローバー、アバルト、ランボルギーニ、マクラーレン、スカニア、ブガッティの8ブランドが過去最高台数を記録した。また、SUVの新型を投入したブランドが販売台数を伸ばし、上位銘柄ではボルボ、プジョー、ジープが2桁増となった。

国内メーカーの逆輸入車は、34・5%増の3万716台と大幅に伸びた。特に「シビック」を輸入するホンダが66・5倍と飛躍し、乗用車販売でトヨタの台数を抜いた。
6月単月の新規登録台数は、外国メーカー車が1・1%減の3万1788台と3カ月ぶりのマイナスとなった。ただ、前年6月は過去最高の高実績だったことから「前年割れとなったが販売は引き続き高水準」(JAIA)だった。登録車に占めるシェアは10・9%で、過去2番目の実績となった。

日刊自動車新聞7月6日掲載

開催日 2018年7月5日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日本自動車輸入組合(JAIA)

対象者 自動車業界