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2018年7月9日

京成バス、女性運転士採用進む 在籍51人、業界平均の2倍

50人以上の女性運転士が活躍中―。京成バス(齋藤隆社長、千葉県市川市)は4日、女性運転士の在籍人数が6月末現在で51人に達したことを明らかにした。全運転士(1510人)に占める比率は3・4%で、日本バス協会のまとめによる全国平均(1・7%)の2倍となっている。

同社は2018年度までの3年間に「女性運転士(パートを含む)を毎年12人以上採用し、18年度の年間採用者に占める女性運転士の比率を10%以上にする」との目標を掲げている。これに基づき、休憩所やロッカールーム、仮眠用ベッドなど女性専用の施設や設備を設け、女性が働きやすい環境を整備してきた。

また、女性運転士専用路線の開設や育児短時間ダイヤ制度、マタニティー休職制度など、働きやすい職場づくりを目指して制度面での充実も図ってきた。

こうした取り組みの成果として、13年度には採用が5人で在籍人数が22人だった女性運転士は、17年度に採用12人、在籍49人となり、18年度に入り2人を追加し、51人となった。
同社では「女性運転士の在籍人数を100人にする」とした次の目標の達成に向け、積極採用の継続と定着率の向上を目指す。

日刊自動車新聞7月5日掲載

開催日 2018年7月4日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

京成バス

開催地 千葉県市川市
対象者 一般,自動車業界