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2018年7月5日

5月の乗用8社 世界生産3.7%増

乗用車メーカー8社は28日、2018年5月の生産・輸出実績を発表した。

8社合計の世界生産は、前年同月比3・7%増の241万4341台と2カ月連続で増加した。日産自動車とスバルを除く6社が前年を上回り、ホンダ、マツダ、スズキ、ダイハツ工業が5月としての過去最高を更新した。そのうちスズキとダイハツは海外生産が全ての月で過去最高だった。国内生産は堅調な国内販売や輸出を背景に4カ月連続で増えた。

海外生産の8社合計は、同3・4%増の172万7959台と2カ月連続増だった。スズキはインド、インドネシア、タイなどで増加。インド生産は同22・1%増の18万4605台と全ての月で過去最高だった。前年超えは17カ月連続。ダイハツは新型車効果などで5カ月連続で増えた。

5月として過去最高だったのはホンダとマツダの2社。ホンダは乗用車販売が苦戦する米国で減少したが、リコール問題があった「CR―V」の生産再開や新型「アコード」の生産増などで台数を伸ばした中国がカバーした。マツダも、中国とメキシコでの生産が5月として過去最高で海外生産をけん引した格好だ。

国内生産の8社合計は、同4・4%増の68万6382台だった。スバルとダイハツを除く6社が前年を上回った。三菱自動車では「エクリプスクロス」の生産増などで同33・9%増と大きく伸ばした。トヨタ自動車は稼働日が前年より1日多かったことなどから8カ月連続で増加した。
ダイハツを除く7社の輸出実績は、同8・7%増の32万7106台だった。北米向けはホンダ、マツダ、三菱自が大きく伸ばした一方、トヨタ、日産、スバルが減少した。

日刊自動車新聞6月29日掲載

開催日 2018年6月28日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
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対象者 自動車業界