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2018年6月25日

NTTドコモ/国交省など、交通ビッグデータ人口流動統計を開発

NTTドコモは、国土交通省国土技術政策総合研究所、東京大学空間情報科学研究センターと、人の流動を分析することのできる国内最大規模の交通ビッグデータ「人口流動統計」を共同開発したと発表した。通勤・通学者に加え、観光客の多い時間帯に公共交通機関を支障なく運用するための運行計画や、複数のスポーツ施設をつなぐ交通計画策定などでの活用を想定している。

人口流動統計はドコモの通信技術やビッグデータの統計処理技術を活用して交通ビッグデータとして開発した。在圏する基地局を変更した携帯電話を統計処理することで、日本全域で、どこからどこに何人移動したかを推計する。
また、調査対象となるエリアにおける人口流動や、広域エリアにおける移動経路、移動距離、移動速度が推計でき、これらに基づく自動車や新幹線、飛行機などの移動手段を推定することも可能。これら推計値を曜日や週、月ごとの変動のデータとして分析できるため、都市圏・地方自治体などで、新しい都市交通計画への活用が見込まれる。
今後、実用化に向けてデータを生成・提供するためのシステムを開発する。

日刊自動車新聞6月20日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

NTTドコモ、国土交通省国土技術政策総合研究所、東京大学空間情報科学研究センター

対象者 自動車業界