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2018年6月21日

日車協連、ASV対応事業者へシフト 認定工場年度内1000社へ

日本自動車車体整備協同組合連合会(日車協連、小倉龍一会長)は「ASV対応優良車体整備事業者」へのシフトを急ぐ。国や日車協連などが進める「車体整備の高度化・活性化に向けた勉強会」でまとめた。

工場資格や設備要件、事業所要件、人的要件などの基準を設けており、会員工場からの申請を審査して認定する。今年は全国で1千社の取得を目標とし、多くの事業者の認定取得に向けて周知活動などに取り組む。

OBD車検では外部故障診断機(スキャンツール)取り扱い技術の習得に加え、バンパーやガラス交換に伴うカメラやセンサーのエーミング(機能調整)が求められる。車検には直接携わらないものの、車体整備事業者にも修復の一環としてこうした作業が求められる可能性がある。
また、日車協連が認定要件の一つとして実施する高度化車体整備技能講習は、第1弾としてASV対応をテーマに昨年実施し、約2千人が受講した。今年は溶接をテーマとし、4千人の受講を目指す。車体の高剛性化や軽量化を目的に、超高張力鋼板やアルミなどの採用が拡大している。車体修復を手がける事業者の技術力を底上げすることが不可欠と判断し、再教育のテーマとした。

日車協連はこのほか、自動車業界や一般ユーザーなどに車体整備事業者の存在と技術力をPRするため、ホームページを刷新するなど広報活動も強化する。

日刊自動車新聞6月15日掲載

カテゴリー 会議・審議会・委員会
主催者

日本自動車車体整備協同組合連合会(日車協連)

対象者 自動車業界