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自動車産業インフォメーション

2018年6月18日

中部運輸局、整備の魅力を女性や小中高生に訴求 管内各県で新企画を立案

国土交通省中部運輸局(石澤龍彦局長)は管内5県(愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、福井県)において、自動車整備の仕事の魅力を伝える新たなPR活動を来年度までに開始する。各県の自動車整備人材確保・育成連絡会が、魅力を伝えるターゲットの幅を広げた新企画を他県の取り組みも参考にして考案し、6月末までに同運輸局に報告する。また各県の連絡会が毎年実施してきた高校訪問の活動内容や対象学年も見直し、整備の仕事に対する高校側の理解を深めていく。

 

これまで各県の連絡会の活動の中心は運輸支局長らが高校を訪問し、校長や進路指導担当教師などを通じて自動車整備の仕事に対する高校3年生の関心を高めることに努めていた。人材確保難の早期解消が狙いだ。
また、愛知県では地域イベントに出店したこども整備士体験会、岐阜県では工業高校での自動車整備体験教育、三重県では夏休み期間中に県内高校生を対象とした自動車整備体験学習会を開催してきた。

各県で来年度までに実施を目指す新企画は、整備の仕事の魅力を訴求する対象を拡大する。人材確保難の早期解消の取り組みでは女性や高校1、2年生、将来に向けた取り組みでは小中学生など、各県ごとに訴求対象を考えた企画を立案。女子生徒に訴求するシンポジウムやセミナー、児童と親に訴求するこども自動車整備士体験会の開催なども検討する。

加えて高校訪問については今年度の訪問先の候補や訪問方法などを各県ごとに見直し、訪問効果を高める。訪問先から各県の連絡会のメンバーでもある自動車科を有する工業高校を除外するほか、一つの高校を2回訪問することも検討。2回訪問では1回目を校長や進路指導担当教師への説明、2回目は整備の仕事を生徒に直接説明する出張授業を行うなど、高校側と調整して訪問活動の効果を高める方法を模索する。

日刊自動車新聞6月12日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

国土交通省中部運輸局

開催地 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、福井県
対象者 キッズ・小学生,中高生,大学・専門学校,自動車業界