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2018年6月11日

大分県西石油 レンタカーで離島活性化!

大分県別府市に本社を置く西石油(西謙二社長・JXTG系)は5月29日、同県の姫島村(藤本昭夫村長)、同県(広瀬勝貞知事)と地域貢献協定を締結した。レンタカー事業を通じ交通アクセス向上に協力するもので「離島の活性化につながる」と期待される。

姫島村は「姫島」の一島一村で国東半島の北約5㎞の周防灘にあり、世帯数897世帯、人口2千人。大分空港から姫島向かう場合、路線バスで乗り継ぐと長時間かかるために空港でレンタカーを借りて約40分走って国東市の港に行き、村営駐車場に車を止めてフェリーに乗ることが多い。

しかし、島に数日間滞在する場合、レンタカー代や駐車場代が日々加算されて高額になるため、改善を求める声が強かった。西石油は大分空港にもレンタカーの拠点を置いており、県の要請で協力することにした。

協定締結で西石油は実際に走行した日数分だけレンタカー代を請求し、駐車場に置いていただけの日数分は無料にする。村は西石油のレンタカー利用者の駐車場代を無料にする。例えば、島に滞在するために1週間レンタカーを借りて、行きと帰りの2日間しか使わない場合には2日間だけの利用料で済み、利用客の負担は大幅に軽減される。

県、村は「大分空港からの交通アクセスが向上し、村内の企業や今後立地しようとする企業の支援になる」と評価している。締結式には西社長、藤本村長、広瀬知事らが出席、協定書に調印。西社長は「村の漁業と取引させていただいており、恩返しがしたかった。地域活性化のお手伝いだできればうれしい」と話している。

ぜんせき6月6日掲載

開催日 2018年5月29日
カテゴリー 社会貢献
主催者

西石油(大分県別府市)

開催地 姫島村
対象者 一般,自動車業界