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2018年5月26日

兵庫県警、初の次世代車講習会を開催

兵庫県警察本部は16、17日の2日間、緊急自動車総合訓練センター(小野市山田町)で次世代自動車講習会を開いた。

交通安全教育や事故調査の担当者ら計120人が参加した。講習会は「自動車の先進安全技術について改めて学ぶことで安全運転講習や交通事故対応に生かしていく」(兵庫県警交通部交通指導課長の桝田教利警視)ことを目的に実施したもの。同本部がこうした講習会を開催するのは今回が初めて。

講習では、座学と実車を用いた安全機能体験を行った。座学では先進安全自動車が持つ運転支援機能や安全技術、メーカーごとの特徴、取り扱いで注意すべき点などを詳しく解説した。また、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)の事故故障時の取り扱いやEDR(イベントデータレコーダー)を活用した調査方法なども紹介した。

続いて、安全機能体験会ではトヨタの「プリウス」と「アリオン」で「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」についてダイハツの「タントカスタム」と「ムーヴキャンバス」で「衝突警報装置及び衝突回避支援ブレーキ」についてそれぞれ実車を用い体感した。
講習会に実車を提供した兵庫トヨタ(瀧川高章社長)と兵庫ダイハツ(阿部薫社長)は、「交通事故の抑制や安全安心なクルマ社会の実現に貢献するため、こうした取り組みを引き続き支援していきたい」(関係者)としている。
講習会の開催を提案した、あいおいニッセイ同和損害保険神戸自動車営業部の白川博一次長は「交通行政で対応すべき課題は山積している。次世代自動車について学ぶ機会を設け、業務に生かしてもらえたら」と話した。

日刊自動車新聞5月22日掲載

開催日 2018年5月16日
開催終了日 2018年5月17日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,交通安全
主催者

兵庫県警察本部

開催地 緊急自動車総合訓練センター(兵庫県小野市山田町)
対象者 一般,自動車業界