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2018年5月21日

デンソー、わき見や居眠りを警告 商用車向け後付け製品

デンソーは15日、既販車両に後付け装着可能な「ドライバーステータスモニター」を開発したと発表した。

カメラで撮影したドライバーの顔画像からわき見や眠気、居眠り、不適切な運転姿勢など、運転状態を推定し、音声で警告する。顔画像認識技術を持つアイルランドのフォトネイションとの協業で、高精度で運転状態を検知する。トラックやバスなど大型商用車両の安全性向上に貢献する部品として展開する。

デンソーは日野自動車やいすゞ自動車、三菱ふそうの新車にドライバーステータスモニターを約14万台供給してきた実績を持つ。これらノウハウを生かして、車齢が長く、安全系の機器の普及が進んでいない商用車をターゲットに後付け製品を展開する。

新製品は赤外線カメラと、ドライバーの運転状態の推定や警報を発する本体で構成する。新車向け製品は目や鼻、口など主要な顔部分からドライバーの状態を推定している。新製品ではフォトネイションの顔画像認識やニューラルネットワーク技術を活用することで、マスクなど顔の一部が隠れた状態でも正確に検知できるようにした。新製品は昨年から提携しているフォトネイションとの成果の第1弾となる。
全国のバス・トラック販売店や、デンソーセールス、デンソーサービス店で同日に販売を開始。想定価格は取り付け工賃込みで10万円。

日刊自動車新聞5月16日掲載

開催日 2018年5月15日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

㈱デンソー

対象者 自動車業界