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2018年5月21日

「道の駅」起点自動運転、おおむね好評

国土交通省は14日、「道の駅」を起点とした自動運転サービスの事業化に向けた課題を話し合う検討会を開いた。今夏をめどに中間とりまとめを公表し、2020年までの社会実装に役立てる。

国交省は「道の駅」を拠点とした自動運転サービスの実証実験を昨年9月から全国13カ所で実施中。モニター調査では「静かでスムーズな乗り心地」「免許を返納したら活用したい」「一般のバスと比べても不安がない」など、おおむね好評だった。一方、実証した企業側からは「吹雪を障害物と捉え、出発できない」「障害物未検出によるブレーキのオーバーライド回数が多い」などの課題が挙げられた。
また、国交省が実施したアンケートによると、今後の改善点として、買い物などに使用するための「走行ルート」(41%)、便数の増加といった「運行スケジュール」(32%)などが挙がった。さらに自動運転サービスを導入した場合「外出する機会や範囲が増える」との回答が全体の52%、「出荷や購入などの機会が増える」との回答も59%にのぼっており、潜在需要の大きさがうかがえた。
国交省は、技術面と並行して採算面でも実証データを使って改善方策を有識者らと話し合い、報告書にまとめる考えだ。

日刊自動車新聞5月15日掲載

開催日 2018年5月14日
カテゴリー 会議・審議会・委員会,白書・意見書・刊行物
主催者

国土交通省

開催地 全国13ヵ所
対象者 自動車業界