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2018年5月14日

富山県 品川グループ、企業内保育園を開設

◆子育て支援拡大、採用競争力高める
【富山】富山トヨタを中核事業会社とする品川グループ本社(品川祐一郎社長)は4月14日、富山市内の品川グループ本社第2ビルに企業主導型保育事業施設「ウィズキッズしながわ」を開設し、17日に運営を開始した。グループ各社従業員の0~5歳児を入園対象とし、定員は18人とする。園長・職員は保育士経験者3人を採用し、午前7時から午後7時まで開園、月曜定休。社員の子育て支援を少子化対策をはじめとする地域社会貢献にも結び付け、併せて福利厚生のさらなる充実によって採用環境での競争力を一段と高めたい考えだ。

保育園が入る品川グループ本社第2ビルは、同社本館ビル敷地と道を挟んで隣接、本館から徒歩数十秒に位置し、もともとは共同住宅だった地上6階の建物を同グループが買い取り、2階部分を保育施設に改装した。定員の内訳は▽0歳児(生後6カ月以降)=3人▽1歳児=4人▽2歳児以上=11人で、入園対象には富山トヨペット社員の幼児らも含まれ、対象社員総数は約1100人となる。
品川グループは昨年迎えた創業100周年を機に、企業内保育園のほか社員食堂の開設などにも取り組んでおり、その背景には厳しさを増す採用環境もある。富山県には、情報技術大手のインテックなど有力企業が数多く存在し、人材確保で各社が競合。同グループでは、県内企業の託児施設などを研究、参考にし、ウィズキッズしながわの運営内容を検討してきたという。当面は6月までに3人の入園を見込んでいる。
開園式で品川社長は「園児の皆さんの健やかな成長とともに、品川グループも明るい未来へ羽ばたいていきたい」と挨拶。第一子がウィズキッズしながわの初園児となる富山ダイハツの澤田隆光さんは「日曜日も開いており、費用はわれわれ夫婦の場合、他の施設に比べて4割ほど少ないので助かる。2人目、3人目もつくりやすい」とコメントした。
また、宮崎淳子園長は「一人ひとりに合わせたきめ細やかな保育に努め、安心して子供を預けられる環境を整える」と所信を述べ、保育士の2人は「品川グループに入社して大幅に待遇が上がった。精一杯期待に応えていきたい」と意気込みを示した。
日刊自動車新聞5月10日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

富山トヨタ自動車㈱、品川グループ本社

開催地 品川グループ本社(富山市)
対象者 キッズ・小学生,一般,自動車業界