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2018年5月14日

関東工業自動車大学校、クラシックカー・フェスティバルを開催

関東工業自動車大学校(中川裕之理事長)は4月29日、全国各地から約200台を集め「第4回関東工大クラシックカー・フェスティバル」を開催。今回は見る・乗る・体験するをテーマに行われたもので、白バイを先導に同校から鴻巣駅まで32台のクラシックカーによる交通安全の啓発パレードやクラシックカーの試乗体験などを実施、多くのクラシックカーファンを楽しませた。

同イベントは「地域貢献や活性化」を目的として行われたもので、「若者のクルマ離れ」が言われる中、同校の存在意義に加え、先人の偉業や技術を次の世代の若者に伝えていく義務、責任があると考え「旧車が好きな世代だけでなく、若者にも何かを感じてもらえること」をもう一つの狙いとして企画された。展示車両も毎年増え、関東最大規模のクラシックカーイベントとなった。
開会式で同校の加瀬正樹教頭は「今年も天候に恵まれ、4回目のクラシックカーフェスティバルを開催することができました。全て愛情のこもった愛車であり、特に今回は動く名車を楽しんでもらいたいと思います。若い方にぜひクルマに乗っていただいて名車を肌で感じていただきたい。本日はさまざまなイベントを用意していますので楽しんでください」と挨拶、また、企画に賛同した埼玉県教育委員会をはじめ、鴻巣市、北本市、行田市、熊谷市、東松山市の五つの市の教育委員会など多くの団体が後援し、イベントを盛り上げた。

会場は、屋外駐車場と屋内に分かれて国内外の貴重なクラシックカーが展示され、各車両はしっかり整備、レストアされていてほとんどの車両が自走で会場まで搬入された。屋内には、ポルシェやフェラーリといったスーパーカーや昭和初期の三輪自動車など、日本に数台しかない珍しい車両が、屋外には「オースチン」や「モーガン」といった昭和初期の名車から「スカイラインGTR」「軽自動車コーナー」などクラス別に分かれて展示。また、会場内には屋外特設ステージが設けられたり、フリーマーケットなどで多くの来場者を楽しませていた。

パレードでは、沿道の子どもたちやお年寄りなどが手を振ったり、写真を撮ったりと普段見ることができない走るクラックカーで感動し盛り上がりを見せていた。
今回、来場者による人気投票が行われ各賞が決定した。
主な受賞車は次の通り。(敬称略)
▽グランプリ(埼玉県知事賞)=三菱 ミニキャブブラボー550・鈴木章▽準グランプリ(鴻巣市長賞)=東洋工業 オート三輪・佐々木一▽3位(埼玉県教育長賞)=トヨタ コロナプレミオ・大渕博▽4位(埼玉県芸術文化祭実行委員会奨励賞)=マツダ サバンナRX‐7・三ヶ島愛▽5位(同)=トヨタ トヨタ2000GT・佐藤猛▽6位(同)=ダイハツ コペン・斎藤公志▽テレ玉賞=ダイハツ コペン・長谷川勇次▽埼玉新聞社賞=シェルビーコブラ・吉田光宏▽日刊自動車新聞社賞=トヨタスポーツ800・高橋寿▽関東工業自動車大学校賞=MG TDIImidget・小野一義(さいたま)
日刊自動車新聞5月10日掲載

開催日 2018年4月29日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,展示会・講演会
主催者

関東工業自動車大学校

開催地 関東工業自動車大学校(埼玉県鴻巣市)
対象者 キッズ・小学生,一般,自動車業界