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2018年5月7日

広島県タクシー協会 タクシーに特化 無料冊子を創刊

広島県タクシー協会広島支部(信原弘支部長・宝塚タクシー社長)がタクシー業界のPRや乗務員募集を兼ねて、独自のフリーペーパーを創刊した。

タクシー会社の好感度ランキングや地元プロ野球・広島東洋カープの選手へのインタビューなど、企画が盛りだくさん。タクシーに特化した冊子は珍しい。

創刊号は2万部作成。2月20日から支部加盟63社2600台の車内に置いている。メーン企画は広島市民1000人アンケート。「タクシーに言いたいこと」では、ヘビーユーザーを選抜し、インターネットで調査。「ズバリ印象は」の質問には裏道に詳しい」「車内がたばこ臭い」などが寄せられた。

冒頭インタビューでは、カープの若き主砲・鈴木誠也選手を収録。「一部の運転手さん、においに気をつけて。ブレーキペダルをガツガツ踏まないで・いつも応援ありがとうございます。事故には気をつけてがんばってください。とタクシーにエールを送っている。

「タクシー会社好感度ランキング」を発表し、過半数の票を集めたつばめ交通(山内恭輔社長)が堂々のトップだった。客の迷惑行動ランキング「ドライバーにも言わせて」では「乗る側にもマナーを」と呼びかけた。最多は泥酔、次いで暴言・暴力・

複雑な勤務形態や給与を見やすく解説した「意外と知らないおシゴト事情」は、59歳以下の乗務員2700人を調べた。年収は平均351万円、最高915万円。「意外と稼げる」をアピール。乗務員お勧めグルメを紹介するコーナーも。

人材確保に向け、コンサルティング会社などと検討する中で「乗務員改革が必要。客の声をリサーチして公開すべき」との提案があり、発行に至った。

全国ハイヤー・タクシー連合会の23日の広報サービス委員会で信原支部長が披露した。「鈴木選手が出ているので、かなり反響があり、PR効果があった。今後も続けたい」と話した。

東京交通新聞4月30日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,白書・意見書・刊行物
主催者

広島県タクシー協会、広島支部

対象者 自動車業界