2018年5月5日
17年度の国内生産実績、2年連続プラス
日本自動車工業会(自工会、西川廣人会長)がまとめた2017年度の国内生産実績は、前年度比3・4%増の967万6145台と2年連続で前年度を上回った。北米やアジア向けを中心に乗用車の輸出が好調だったことや、新型車の投入効果で国内需要も堅調に推移したことが成長要因として挙げられる。国内生産台数に占める輸出向け台数は約478万台で約49・5%とほぼ半数を占めた。
乗用車計は同3・8%増の833万9404台で2年連続で伸びた。そのうち普通車は好調な輸出と堅調な国内需要を背景に3年連続で増加した。小型車は乗用車メーカーの完成検査問題や新型車の投入効果が一巡したことなどで2年ぶりに減少に転じた。軽乗用車は新型車の投入効果などで3年ぶりのプラスだった。
トラック計は同2・1%増の121万8060台だった。そのうち軽トラックは4年ぶりに前年を上回った。バスは同7・3%減の11万8681台で3年連続で減少した。
17年12月分から、三菱ふそうトラック・バスが速報値を非開示としたため、乗用車を除く各実績は参考値となる。
日刊自動車新聞5月2日掲載
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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主催者 | 日本自動車工業会 |
対象者 | 自動車業界 |