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自動車産業インフォメーション

2018年5月4日

17年度の福祉車両販売台数

日本自動車工業会(自工会、西川廣人会長)がまとめた2017年度の福祉車両販売台数は、前年度比2・2%減の4万3494台だった。軽自動車は各社の新型車投入効果で販売を伸ばしたが、普通・小型自動車が「車いす移動車」以外で伸び悩んだため、全体では前年度を下回った。

需要の主力である「車いす移動車」の販売台数は、軽自動車が同3・0%増の1万1444台で2年ぶりに増加した。普通・小型自動車は同0・3%減の1万4455台とほぼ前年度並みを維持した。

車種別の販売台数では、普通・小型自動車が同5・5%減の2万3040台と2年ぶりに減少した。福祉施設などの需要が多い「車いす移動車」や「送迎車」は好調だったが、個人需要が多い「昇降シート車」や「回転シート車」は前年度を下回った。

軽自動車は同4・7%増の1万4446台で3年ぶりに増加した。新型車投入効果ですべてのモデルがプラスだった。特に個人需要が多い「回転シート車」と「昇降シート車」は2桁増となり軽自動車全体の需要を押し上げた。

バスは同4・8%減の6008台で3年ぶりにマイナスに転じた。乗合バスのバリアフリー化施策によるノンステップバスへの代替需要は一巡したが、16年度に続いて6千台超えの高水準を維持した。

日刊自動車新聞5月1日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日本自動車工業会

対象者 自動車業界