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2018年5月1日

乗用7社、17年度の世界販売 トヨタなど5社最高

ホンダを除く乗用車メーカー7社は26日、2017年度の世界販売台数(速報値)を発表した。

米国や中国など主要市場での販売増を背景に、トヨタ自動車、日産自動車、スズキ、マツダ、スバルの5社が過去最高だった。スズキは世界販売の5割を占めるインドでの好調な販売がけん引し、年度で初めて300万台を超える見込みと発表した。

7社すべてで世界販売は前年度実績を上回った。

トヨタは6年連続増だった。米国では新型「カムリ」や「C―HR」、需要増に向けて供給改善した「RAV4」と「ハイランダー」の販売が好調だった。中国では17年春にマイナーチェンジした「カローラ」と「レビン」のほか、RAVなどSUV系がけん引した。
日産は5年連続増で、米国と中国の販売は過去最高だった。国内販売も4年ぶりに前年度実績を上回った。マツダも5年連続増となったほか、年度として初めて中国が米国での販売を抜いて、同社としての最大市場に躍り出た。
スズキは2年連続で伸び、インドでの販売は前年度比14・5%増の165万3500台と過去最高を更新した。一方、中国では同28・9%減の10万4812台と苦戦した。スバルも主力市場の米国での販売は同4・2%増の65万3409台と過去最高だったが、中国での販売が同32・5%減の2万8932台だった。
ダイハツ工業はインドネシアでの販売が減少したものの、好調な国内販売がカバーして2年連続でプラスだった。三菱自動車は東南アジアや中国での販売増と国内販売の回復もあって3年ぶりのプラスに転じた。

日刊自動車新聞4月27日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界