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2018年5月1日

17年度世界販売、“3強”揃って新記録

“1千万台クラブ”3強の2017年4月~18年3月の世界販売は、そろって新記録となった。

フォルクスワーゲン(VW)グループは1100万台に迫る1092万6300台で首位をキープ。ルノー日産三菱連合は、17暦年に続き2番手につけた。トヨタグループは5年連続の1千万台超えも、3位に後退した。

VWグループは前年同期比6・2%増と3強でもっとも高い伸びを示した。18年1~3月は7・4%増の267万9800台を販売、増勢ピッチを速めている。2本柱の欧州(ロシアを含む)は3・3%増の437万3900台、中国は9・8%増の430万3300台で、年間ベースでも中国が地元欧州を上回るのは時間の問題だ。

ブランド別ではVW乗用車が5・9%増の631万4600台、アウディが4・6%増の191万9300台。セアトや商用車のマンが2桁増で押し上げに寄与した。
ルノー日産三菱は、5・1%増の1069万5773台。中軸の日産自動車が過去最高の579万252台(2・6%増)を販売してアライアンスも新記録となった。日産はSUVの好調で北米と中国で記録を更新した。3社で一番伸び率が大きかったのは三菱自動車。18・9%増の110万1194台を販売した。ルノーグループは5・5%増の380万4327台。
トヨタグループは1・9%増の1044万1千台と2年連続して新記録となった。ダイハツと日野自動車は7%台の伸びだったが、主力のトヨタは1・3%増にとどまった。地域別のトヨタ単体の販売は、米国が2・5%増の247万4千台と2年ぶりに増加。中国は7・9%増の131万6千台で新記録。国内は2・4%減の159万7千台だった。

日刊自動車新聞4月27日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界