滋賀県自動車販売協会（山中隆太郎会長）はこのほど、交通安全をアピールする独自のチラシを作成した。おもて面は地元の湖南市出身でボクシング世界チャンピオンの山中慎介氏を起用、裏面にはセーフティ・サポートカー、サポートカーＳの解説を入れた。

同協会は滋賀県警察本部と「安全運転サポート車の普及啓発に関する協定」を締結した。滋賀県ではこの６年間、高齢者が起こす事故の比率が高まっていることが背景にある。今後、様々な機会をとらえて、チラシによる訴求に力を入れる。
山中会長が危惧するのは、ユーザーの安全性能に対する思い込みや誤解だ。「（安全装置は）条件次第では作動しない場合もある。決して万能ではない。これだけは商談のときにしっかり伝えないと」と話し、ユーザーの理解を求めることに徹底して取り組む。

日刊自動車新聞4月26日掲