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自動車産業インフォメーション

2018年5月1日

経産省調査 自動車、EC市場拡大 純正用品取り扱い増

経済産業省が25日まとめた電子商取引(EC)市場の調査結果によると、昨年の消費者向けEC市場の規模は16・5兆円と前年より9・1%増えた。消費者向けEC市場のうち自動車(二輪車、部用品含む)の市場規模は推定で2192億円と前年より7・4%増えた。

消費者向けEC市場の約半分を占める物販系は、前年比7・5%増。雑貨・家具・インテリアが9・8%増、事務用品・文房具は8・2%増など、分野を問わずEC取引が浸透しつつある。
ただ、自動車の場合、全取引に占めるECの割合は約3・0%と、事務用品・文房具(37・4%)、生活家電・AV機器・PCおよび周辺機器(30・2%)などに比べて大幅に低い水準にとどまる。しかし、近年は純正用品を取り扱うECサイトが増えているほか、二輪、四輪とも中古車販売業者がネット販売に力を入れ始めており、今後もEC取引が増えていきそうだ。

一方、企業間ECの市場規模は前年比9・0%増の約317兆円。業種別では、自動車産業(輸送用機械)は47兆2950億円(前年比10・5%増)だった。自動車業界では2000年から企業間取引の共有基盤「JNX」の運用が始まり、現在では自動車メーカーや自動車部品メーカーだけでなく、建機や農機メーカーも含めて約2千700社が使っているという。

日刊自動車新聞4月26日掲載

開催日 2018年4月25日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

経済産業省

開催地 EC
対象者 一般,自動車業界