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自動車産業インフォメーション

2018年5月1日

国土交通省、改めてタカタ製エアバッグ改修促す

国土交通省は25日、タカタ製エアバッグで改修を済ませていない車両に改めて注意喚起した。3月時点で約220万台が改修していない。国交省は5月1日から特に危険性の高い約84万台について、未改修車の車検を通さない措置を始めることにしており、引き続き改修を呼びかける。

タカタ製エアバッグでは、インフレーター(膨張装置)が異常破裂し金属片が飛散する不具合が発生。全世界で少なくとも20人の死者が出た。メーカー各社は2009年からリコール(回収・無償修理)を開始。3月時点の国内改修率は88・4%だ。5月1日からは特に危険な未改修車について、車検制度を使って改修を促すことにした。

国交省は対象車の改修状況についてメーカーやインポーターから報告を受け、自動車登録検査業務電子情報処理システム(MOTAS)などに入力し、車検時に自動判定する仕組みをとる。ただ、改修状況が反映されるには最短でも2~3営業日は必要で、条件が悪いとそれ以上かかるため、改修を済ませた車両には改善措置証をディーラー経由で発行する。措置証があればMOTASで未改修と判定されても車検を通す。

日本自動車整備振興会連合会による「リコール情報検索サイト」や自動車メーカー各社のサイトで車台番号をもとに対象車かどうかを検索できる。

日刊自動車新聞4月26日掲載

開催日 2018年4月25日
カテゴリー 会議・審議会・委員会
主催者

経済産業省

対象者 一般,自動車業界