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2018年5月1日

兵庫県警本部と神戸芸術工科大 反射シールを開発、商品化

兵庫県警察本部と神戸芸術工科大学(齊木崇人学長)などは、交通事故の防止に役立つ反射シール「リフレクションシール」を開発して商品化した。

兵庫県内のトヨタグループ12社でつくる「兵庫県オールトヨタ代表者会」が開発費用100万円を産学官反射材用品開発プロジェクトに寄贈して、商品化にこぎつけたもの。夜間に発生する高齢歩行者や自転車などの交通事故が多発していることを受け、交通事故の防止に役立ててもらうことが狙いだ。

価格は1セット当たり1千円(消費税別)。ホームセンターや自転車ショップなどで販売する。
2017年4月に兵庫県警の働きかけによって神戸芸術工科大学などとの共同研究がスタートした。夜間は視認性が低下するため、歩行者は白色や黄色等の明るい服装をすることが求められるものの、夜間の外出時にこうした目立つ服装を常にするのは難しいのが実情。
そこで、工夫したおしゃれなデザインでさまざまな部位に貼り付けることができる反射材の開発を目指した。リフレクションシールは組み合わせることで文字や記号にもなるため、いかにも反射材というものとは一線を画すことができる。商品化の第1号として、一般社団法人の日本反射材普及協会(菅沼篤会長)の認定も受けた。

兵庫県オールトヨタ代表者会では引き続き、県内の交通死傷者数ゼロを実現するため、同プロジェクトの活動を支援していく。

日刊自動車新聞4月25日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,交通安全,社会貢献
主催者

兵庫県警察本部、神戸芸術工科大学、兵庫県内トヨタグループ12社

対象者 一般,自動車業界