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2018年5月1日

産総研など、福井・永平寺で自動運転実験 一般客乗せレベル4

永平寺(中鉢良治理事長)などは23日、同町で一般利用者を乗せた自動運転の実証実験を開始した。

一般人を乗せた状態で遠隔操作型の自動運転レベル4(地域限定での完全自動運転)相当の実証実験を行うのは産総研としては初めて。2018年度までの期間、利用者の声を取り入れながら地域の新たな足としての実用化を目指す。

実証には産総研が幹事となり、ヤマハ発動機や日立製作所なども参画。車両は小型電動カートをベースに、センサーなど、自動運転を実現するシステムを搭載した4人乗りの車両を使う。コースは、えちぜん鉄道・永平寺口駅と永平寺までを結ぶ町道で、全長が約6キロメートル。
自動運転の実証は整備した道路の往復4キロメートル(約30分)で実施する。歩行者と自転車の専用道路に電磁誘導線を埋め込み、自動運転車が微弱の電流を検知しながら走行する。
産総研は現在、福井県のほか、沖縄県北谷町、石川県輪島市で小型カートを使った実証実験を進めている。
23日に永平寺町で開かれた出発式で、西川一誠福井県知事は「地域の人の移動手段として早期実用化をしたい」と期待感を示した。

日刊自動車新聞4月24日掲載

開催日 2018年4月23日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

福井県、永平寺町、産業技術総合研究所(産総研)

開催地 えちぜん鉄道・永平寺口駅~永平寺
対象者 一般,自動車業界