2018年4月23日
部工会 適正取引の推進と生産性・付加価値向上に向けた自主行動計画(自主行動計画)の改定 未来志向型「型」管理へ
日本自動車部品工業会(志藤昭彦会長、以下部工会)は、平成29年3月15日に策定した自主行動計画を、昨年実施したフォローアップ調査結果等を踏まえて改定した。
自主行動計画は、経済産業省の要請に基づき、中小企業対策の「自動車産業適正取引ガイドライン」の更なる取引の適正化に向け、同ガイドラインに掲げられている調達5原則を適正取引推進宣言として表明するとともに、世耕経産大相が掲げた3つの課題(世耕プラン)の「価格決定の適正化」「コスト負担の適正化(型の管理・費用負担等)」「支払条件の改善」についてサプライチェーン全体での取引適正化に向け取り組みを行うことなどを基本方針として取りまとめた。
今回の主な改定では、「未来志向型・型管理」に向けたアクションプラン」の周知と推進や、事業承継支援など部工会の取り組みとして新たに追加した。同アクションプランは型の廃棄、保管料支払い、マニュアル整備などについて今後、事業者が型管理の適正化を強化していくための具体的な取り組み内容をまとめたもので、経産省が有識者らによる研究会での検討を踏まえ昨年7月に公表した。
改定自主行動計画では同アクションプランについて「更なる周知と具体的な取り組みの推進を図る」ほか、有識者らによる研究会におけるフォローアップのための取り組みにも引き続き参画して「ベストプラクティスの共有等型管理の改善に役立つ取り組みに反映させる」、さらに「調達・生産部会旧型補給部品WG(ワーキンググループ)で取りまとめた『方廃棄業務管理フォロー』を会員会社へ展開、周知し、各社の取り組みの推進を支援する」とした。
また、事業承継支援では「会員会社の事業承継については、サプライチェーン維持の観点から事業承継の支援制度(事業承継税等)について、会員会社の取引先(受注事業者)へも周知して、事業承継の取り組みを支援する」など内容を盛り込んだ。
交通毎日新聞4月19日掲載
開催日 | 2018年3月15日 |
---|---|
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
主催者 | 日本自動車部品工業会(部工会) |
対象者 | 自動車業界 |
リンクサイト | 日本自動車部品工業会ホームページ http://www.japia.or.jp/whatnew/post-153.html 掲載資料 ▼適正取引の生産性・付加価値向上に向けた自主行動計画 http://www.japia.or.jp/info/180315_jisyukoudoukeikaku.pdf 参考資料 ▼サプライチェーン全体での付加価値向上のためのベストプラクティス http://www.japia.or.jp/info/180315_sankousiryou.pdf |