2018年4月23日
福岡自販協、高齢者向け運転実技講習会 車両と指導員派遣で協力
福岡県自動車販売店協会(金野誠会長)の交通安全部会(中尾潤一部会長)は、福岡県警と日本自動車連盟(JAF)福岡支部(太田憲男支部長)が共催する高齢運転者実技講習会「エルダードライビングスクール」への協力を始めた。JAF福岡支部からの要請に応じた。
福岡販協の会員ディーラー各社が、講習会に安全運転サポート車(サポカー)の提供と指導員の派遣を通して協力する。福岡県警は2018年度中に県内全域で30回の開催を予定しており、福岡販協は全開催に協力する考えだ。
JAF福岡支部によると、福岡県内で発生した高齢ドライバーが第一当事者になった事故は、交通事故全体の20%近くを占めており、その比率は過去最高に上っている。
こうした状況を受けた福岡県警がJAF福岡支部とともに講習会の実施を決めたが、日進月歩で進化する自動車メーカーの安全技術を両者のみでPRすることが難しくなっている現状もあり、福岡販協に協力を要請することとなった。
講習会の対象は65歳以上のドライバーで、1講習につき20人程度で実施している。カリキュラムでは座学や実技を通して、高齢ドライバーに安全運転の知識やサポカーの機能、有効性を知ってもらうとともにサポカーの普及啓発も行う。ディーラーの指導員は、「衝突被害軽減ブレーキ」「誤発進防止装置」「後方視界情報提供装置」などの同乗体験会を担当する。高齢ドライバーによる交通事故が相次ぎ、社会問題化した中で、サポカーの普及啓発を通して交通事故防止につなげていく。
日刊自動車新聞4月19日掲載
カテゴリー | 交通安全,社会貢献 |
---|---|
主催者 | 福岡県自動車販売店協会・交通通安全部会、福岡県警、日本自動車連盟(JAF)福岡支部 |
開催地 | 福岡県内30ヵ所で開催予定 |
対象者 | 一般,自動車業界 |