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自動車産業インフォメーション

2018年4月23日

経済産業省、自動車新時代戦略会議を開催

経済産業省は18日、「自動車新時代戦略会議」を省内で開いた。世耕弘成経産相は「この大変革を単に守りや受け身で受け止めるのではなく、逆に攻めの機会として捉えてそこからイノベーション(革新)を生み出す。その方策を官民一体となって考えていく」と語った。

会議では電池技術の将来予測のほか、電池のリサイクルや再利用のあり方、電気自動車(EV)の価格や航続距離、充電インフラといった課題の解決法、車両の電動化が部素材産業に及ぼす影響、モデルベース開発(MBD)による開発の効率化策などを中心に議論する。シェアリングや通商政策などの議論も視野に入れる。まずは今夏をめどに電動化技術の方向性について中間整理をまとめる。世耕経産相はまた「日本が野心的な攻めに転じるということを国際的に発信することも重要だ」とも語り、新たにまとめる戦略を海外に幅広く発信していく方針も示した。

経産省は2010年に電動系エコカーの普及目標などを盛り込んだ「次世代自動車戦略」を、14年には技術面だけでなく人材や通商、国内市場活性化の方向性を盛り込んだ「自動車産業戦略」をそれぞれまとめた。

日刊自動車新聞4月19日掲載

開催日 2018年4月18日
カテゴリー 会議・審議会・委員会
主催者

経済産業省

対象者 自動車業界