会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2018年4月18日

岩手整振、人材確保やリコール取り組みで地元メディアを活用

岩手県自動車整備振興会(千葉泰会長)は、大規模リコールや人材関連の取り組みで、地元メディアのコマーシャル(CM)を活用している。

地元テレビ局で自動車整備士の人材確保を目的としたCMを放映していることに加え、地元ラジオでも「タカタ製エアバッグのリコール未実施車両」の入庫促進を図るCMを放送している。一連のCMを通じて、リコール未実施車両に関する注意喚起と自動車業界への関心を高めてもらうよう、県民に呼びかける。
同振興会では人材確保を目的としたテレビCMを今年2月中旬にスタートさせ、3月末までの約1カ月半の間に計28本を放送した。一方ラジオCMは3月初めにスタートし、5月下旬までの約3カ月間に計60本を放送する予定だ。
ラジオCMの放送時間は30秒で、地元ラジオ局のIBCラジオを使っている。放送内容は「タカタ製エアバッグのリコールを実施していないと、対象車種は5月から車検が通らない」ことを注意喚起するものだ。車検前にリコールを受けることで「整備専業工場の負担を減らしていく」(同振興会)考えだ。

国土交通省からはPRチラシも届いており、ラジオCMと合わせながら、リコールの入庫促進を広く県民に呼びかけていく。このリコールでは最寄りの販売店に入庫することが必要だ。
また、2月には大型車の「車輪脱落防止」を呼びかけるラジオCMを計20本放送した。「ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤを交換した後に脱落事故が増えるため、ラジオCMを制作した」(同振興会)と県民の交通事故防止に貢献した。

日刊自動車新聞4月17日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

岩手県自動車整備振興会(岩手整振)

対象者 自動車業界