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2018年4月18日

サポカー普及促進へ 福島販協が協力拡充、県警の高齢者講習会増加 会員は積極参画

福島県自動車販売店協会(佐藤修朗会長)は、安全運転サポート車(サポカー)の普及促進を本格化する。

福島県警察本部が各地で開催する高齢運転者講習への試乗車や人員面の協力体制を拡充する一方、詳しい機能説明やカタログ類を配布できるようにする。協力するディーラーのメリットを明確にして、より多くの参画を促す。

12日に西郷村で開催した今年度1回目の講習には約40人のドライバーが参加、サポカーの概要を学んだほか、実車によって最新の安全装備を体験した。福島県警では、今年度の講習を昨年度の2倍にあたる6カ所で開催する予定。福島販協も会員ディーラー各社に積極的に参画するよう働きかける。

福島県警は政府が推奨する「サポカー」や「サポカーS」は事故防止に有効で、特に社会問題化している高齢運転者の操作ミスには優れた効果が期待できるとみている。このため、昨年度は「安全運転サポート車を活用した高齢運転者講習会」を福島市と郡山市、いわき市の3カ所で初めて開催した。福島販協と日本自動車連盟(JAF)福島支部(金子與志人支部長)の協力を得て実施、3会場合計で100人以上の高齢ドライバーが受講した。本年度は開催場所を増やし、西郷村と会津若松市、相双地区を加えた6カ所での実施を検討中。

一方、福島販協は会員ディーラーによる試乗車の提供や人員の派遣などで協力してきたが、今年度は開催場所の増加に伴い、より多くのディーラーが参加するよう働きかける。同時に講習参加者に対して、詳しい機能説明を行ったり、カタログ類も配布できるようにして、ディーラーにとってのメリットも明確にした。
西郷村の講習では、福島トヨタと福島日産、スズキ自販福島、ダイハツ福島の4社が協力した。JAF福島支部による座学講習の後、実車による体験試乗も実施。ディーラー各社の関係者は参加者らの問いかけに対し、自社システムの特徴などをアピールしていた。

日刊自動車新聞4月17日掲載

開催日 2018年4月12日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,交通安全
主催者

福島県自動車販売店協会

開催地 福島県福島市、郡山市、いわき市
対象者 一般,自動車業界