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2018年4月18日

新車情報 BMW X2発売 コネクテッド・ドライブ標準搭載

BMW「X2」発売で輸入車市場 小型SUVの競争激化 価格抑え若年層開拓

BMWの新型「X2」発売により、輸入車市場で小型SUVセグメントの販売競争が一段と激しくなりそうだ。Cセグメントには、ボルボ「XC40」やアウディ「Q2」など人気車がひしめく。輸入元はSUV自体の人気に加え、これら競合車種より価格帯を抑えたことで、国産車からの買い替え需要も狙う。

BMWのXシリーズは、世界販売で3分の1を占める主力モデルで、16日に発表したX2は、同シリーズ中で一番小さいSUVとなる。現行の「X1」より車高を低くし、車幅を狭めたことで、コンパクト性をより強調したモデルに仕上げた。
このセグメントにはライバルが多い。先月、新型が登場したばかりのボルボXC40やアウディQ2、メルセデス・ベンツ「GLA」など、輸入車各社はラインアップを充実させている。ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)のペーター・クロンシュナーブル社長は「小型SUVは比較的まだ新しいカテゴリーだが、成長のポテンシャルは十分にある」と話しており、今後も各社は車種の拡充に動きそうだ。

小型SUVのメインターゲットは主に30~40代の若年層だ。SUVの活動的なデザインを好み、価格も200万~400万円台と手頃だからだ。BMWジャパンも、同社顧客全体の平均年齢(45~50歳)に対し、X2では40代未満をメインターゲットに設定している。アウディジャパンもQ2で主に20~30代を対象にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用したマーケティングを展開している。
小型SUVの価格は比較的リーズナブルなことも特徴だ。Q2は299万円、XC40は389万円が最低価格だ。近年、上昇傾向にある国産車との差が縮まっており、輸入各社は「国産ユーザーからの買い替えも見込んでいる」(ボルボ・カー・ジャパンの木村隆之社長)とする。小型SUVで輸入車に対する固定観念を払拭し、若い顧客を積極的に開拓していく。

日刊自動車新聞4月17日掲載

開催日 2018年4月16日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

ビー・エム・ダブリュ㈱

対象者 一般,自動車業界
リンクサイト

BMWホームページ

https://www.bmw.co.jp/ja/topics/brand-and-technology/news/newcar.html