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2018年4月16日

栃木県警と自販連栃木、サポカー普及へ官民連携 各地で体験講習

栃木県警察本部交通部交通企画課が、日本自動車販売協会連合会栃木県支部(新井祥司支部長)とともに、県内各地の自動車教習所で高齢者を対象とした安全運転サポート車(サポカー)の体験試乗講習会の実施を進めている。

特に今月6日にスタートした「春の全国交通安全運動」の実施期間に合わせ、3カ所で相次いで実施。自販連栃木県支部の会員ディーラー各社が代わるがわる試乗車やスタッフを提供するなど、積極的に協力している。栃木県警と自販連栃木県支部では6月2日にもサポカーを一堂に集める「安全運転サポート車体験フェア」を開催する予定としており、官民連携で県内ユーザーにサポカーへの興味と理解をより深めてもらう機会を提供する。

高齢運転者の死亡事故の多くは操作ミスなど人的要因によるもので、こうした事故の防止には衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術を塔載したサポカーの普及啓発が重要な課題となる。そこで栃木県警は昨年から、地域の警察署や自動車ディーラーなどが協力し、県内の自動車教習所を使って高齢者向けのサポカー体験試乗講習会を実施している。高齢者が先進安全技術について知る機会や体験できる機会を増やし、サポカーの普及を進めたい考えだ。

栃木県警では特に今月6日に開始された春の全国交通安全運動に合わせて、9日の午前中に烏山自動車学校(那須烏山市)で栃木トヨタとネッツトヨタ宇都宮の協力を得て、また同日午後には栃木ダイハツの協力を得て栃木県自動車学校(宇都宮市)で、それぞれサポカー体験試乗講習会を開催した。
それぞれ約20人の高齢者が参加し、県警担当者による高齢運転者による事故実態やディーラー担当者によるサポカーの機能などの座学を行った後、トヨタ自動車やダイハツ工業の衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い誤発進防止機能などを試乗体験した。16日にも栃木トヨペットとトヨタカローラ栃木、ネッツトヨタ栃木の協力を得て、今市自動車教習所(日光市)でも体験試乗会を開催する。

さらに栃木県警は自販連栃木県支部とともに6月2日、宇都宮市の道の駅・ろまんちっく村で県内ディーラー各社のサポカーを一堂に展示し、来場者が体験試乗できる安全運転サポート車体験フェアを開催する予定。サポカーへ実際に試乗することで、多くの県民に同車への興味を持ってもらうよう期待している。

日刊自動車新聞4月16日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,交通安全
主催者

栃木県警察本部交通部交通企画課、日本自動車販売協会連合会栃木県支部

開催地 烏山自動車学校(那須烏山市)、栃木県自動車学校(宇都宮市)、今市自動車教習所(日光市)、道の駅・ろまんちっく村(宇都宮市)
対象者 一般,自動車業界