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2018年4月17日

国土交通省と高速道路各社、二輪車の高速料金定額制度 全国に対象拡大

国土交通省と高速道路各社は13日、二輪車の高速料金定額制度を27日から始めると発表した。

昨年、首都圏で実施した試行結果を踏まえ、今年は全国13コースを設定した。これまでは把握できなかった二輪車の利用実態もわかり、市場活性化や観光振興、将来の料金区分見直しなどにつながりそうだ。

国交省は、二輪業界や自民党・二輪車問題対策プロジェクトチーム(逢沢一郎座長)などからの要請を受け、昨年7月から11月末まで首都圏で定額制を試行した。東名や東北道、東関東道など都心から片道150キロメートル程度の4コースで最大2日間、2500円で地域内の乗り降りを自由にしたところ、約5万件の利用実績を集め、通年実施要望なども寄せられた。このため、今年はコースを増やして実施することにした。

期間はツーリングシーズンをにらんで27日から11月末までとし、昨年の首都圏4コースに加え、中京圏から東名・中央道コースや東海北陸道・北陸道コース、名神・北陸道・京都縦貫道コース、熊本・佐賀・長崎コースなど9コースを加えた。二輪車保有地域の8割以上をカバーしたという。

料金は2日間(一部は3日間)で3千~5千円。起点からおおむね150キロメートル前後の距離で、平日昼間の通常プランよりも最大4960円安くする。8月に経済産業省などが岩手県一関市で開く二輪イベント「バイクラブフォーラム」に合わせたプランも組み込む。

日刊自動車新聞4月16日掲載

開催日 2018年4月27日
カテゴリー 会議・審議会・委員会
主催者

国土交通省、高速道路会社

対象者 大学・専門学校,一般,自動車業界