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2018年4月15日

高齢ドライバー意識調査、「免許返納してもよい」7割 移動手段の確保を条件に

日本自動車工業会(自工会、西川廣人会長)がまとめた2017年度の乗用車市場動向調査で、60歳以上の高齢ドライバーの70%が移動手段の確保を条件に運転免許を自主返納してもよいと回答した。運転をやめる理由で最も多かったのは「体力的な衰えを感じたら」で66%だった。一方で運転意欲は高く、運転をやめる年齢について「80歳まで」との回答が40%を占めた。

運転免許を返納する条件は、「公共交通料金の値下げ・無料化」「病院、スーパーなどへの送迎の充実」が上位に挙がった。車に対する要望では、「前方視界を見やすくする」「長時間運転しても疲れない車」で5割を超えた。なかでも前方と後方を含めた「視界」を良くすることへの要望は4割を占める。先進安全技術の搭載も5割弱と高いが、年齢が高くなるほど下がる傾向であることも判明した。
日刊自動車新聞4月12日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日本自動車工業会(自工会)

対象者 一般,自動車業界