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2018年3月29日

エア・ウォーター、札幌市内初の移動式水素ST FCV普及へ大きな一歩

エア・ウォーターは26日、「移動式水素ステーション札幌」を開設した。札幌市内初の水素STで、道内では3カ所目となる。市内から道央圏への往復が可能となり、燃料電池自動車(FCV)の普及に向けて大きく前進した。また、札幌市は公用車として初めて導入した2台の「ミライ」を披露した。

40フィートコンテナを積載したトレーラータイプの移動式水素STを豊平区月寒東2条16丁目1番6号の同社月寒営業所に設置する。1時間あたりの供給能力は、約2台分に相当する117ノルマルリューベ。充填自体は3分程度で完了する。水素の価格は1キログラムあたり1500円。営業時間は、平日(祝祭日のぞく)午前9時半~午後5時。土曜、日曜日は、イベントなどに持ち出し、FCVの普及啓発に活用する。

開所式には、児嶋秀平北海道経済産業局長、資源エネルギー庁の山影雅良水素・燃料電池戦略室長、窪田毅北海道副知事、秋元克広札幌市長らが出席。自動車関係では、田中浩至トヨタ自動車国内営業部北海道営業部長、中島好美札幌トヨタ社長、沖田俊弥札幌トヨペット社長らがテープカットに参加し、「FCV普及に向けた大きな一歩」(白井清司エア・ウォーター社長)を祝い合った。
道内では16年に室蘭市、17年に鹿追町が水素供給拠点を開設。今回で3拠点目となる。札幌市は2030年までにFCV3千台以上、水素ST4基以上に普及させる考え。

日刊自動車新聞3月28日掲載

開催日 2018年3月26日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

エア・ウォーター

開催地 移動式水素ステーション札幌(札幌市内)
対象者 自動車業界