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2026年11月6日

自動車公取協、日査協の車両状態評価制度「Vコン」の監修を取り消し 運用上の重大な問題を確認 初の取り消し処分

自動車公正取引協議会(自動車公取協、鈴木俊宏会長)は、日本自動車査定協会(日査協、大井篤理事長)が運用している中古車の車両状態評価制度「V-CON(コン)」の監修を11月1日付で取り消したと発表した。運用に重大な問題が認められたという。自動車公取協は中古車流通の健全化を目的に企業や団体が車両を鑑定する仕組みを監修している。取り消し処分を出すのは初。

同制度は研修を受けて試験に合格した検査員が、中古車として販売する車両に証明書を発行するもの。購入者にとっては修復歴の有無や内外装の状態を確認するための目安となる。2025年度の証明書の発行枚数は13万3421枚(前年比1.4%減)だった。

日査協は一部で試験や研修に不正行為があったことを把握。報告を受けた自動車公取協は「中古車の車両状態表示(評価)に関する監修基準」に基づいて検証し、監修を取り消した。

「一物一価」の中古車では、消費者が車両の価値を適切に判断するのが難しい。このため、中古車事業者や新車ディーラーは、Vコンのような第三者の品質保証を利用している。

自動車公取協は日査協以外の複数の団体や企業にも監修を与えている。日査協が監修を取り消されても、第三者による品質保証を受けられなくなる販売店は少ないとみられる。

対象者 自動車業界

日刊自動車新聞11月6日掲載