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2026年10月30日

乗用車メーカー8社の2026年4~9月実績、世界生産・販売ともにマイナス 中国の減速影響大きく 国内市場は活況

海外市場での競争激化と環境変化の影響で、日本の自動車メーカーの生産・販売台数が伸び悩んでいる。



生産販売ともに苦しい中国事業が各社の重荷に(広汽ホンダの工場)

2026年4~9月の乗用車メーカー8社の世界生産台数は、前年同期比0.9%減の1183万3928台で、2年ぶりに前年実績を下回った。海外生産が同2.4%減の786万3774台で、トヨタ自動車とホンダ、日産自動車がそろって前年割れとなった。特に中国の減少が著しく、景気の停滞に加えて、ガソリン価格の高騰が“電動車シフト”を加速させており、ハイブリッド車(HV)を含む内燃機関車の販売が一層落ち込んでいる。対照的に、スズキはインドの市場拡大を背景に海外生産を伸ばしている。

国内生産は同2.4%増の397万154台で、3年ぶりに増加した。トヨタ「RAV4」、マツダ「CX-5」、日産「キックス」などの新型車効果があったとみられる。海外での生産コストの上昇や地政学リスクの高まりを受けて、国内生産基盤の強化に改めて取り組む動きも出ている。

世界販売は同1.3%減の1183万8623台で、2年ぶりに減少した。海外販売が同2.6%減の974万6859台で、中国のほかアジア市場での低迷が響いた。中東情勢の緊迫化もトヨタや日産などに影響を及ぼした。

一方、国内販売は同5.3%増の209万1764台で、2年連続で増加した。電気自動車(EV)も航続距離の改善や補助金の効果もあって販売を伸ばしており、全体を押し上げた。

9月の世界生産台数は、前年同月比3.4%減の211万8691台で、2カ月連続で減少した。海外生産が同5.8%減と低迷したことが響いた。世界販売は203万6504台で、わずかながら減少した。

対象者 自動車業界

日刊自動車新聞10月30日掲載