2026年9月30日
〈ひと〉国土交通省 物流・自動車局物流政策課長に就いた正岡孝さん
土木系技官として港湾・空港を中心にキャリアを積み、今年で入省30年を迎えた。直近まで北海道局の港政課長を務め、開発計画のキーワードにもなった「共創」を好きな言葉に挙げる。「物流も行政だけで進めるのは難しい。関係する皆さまの声を聞きながら、真摯(しんし)に物流行政に取り組みたい」と抱負を語る。
2010年頃には関東地方整備局港湾空港部の港湾物流企画室長として、京浜港(東京港、川崎港、横浜港)の競争力向上に取り組んだ。当時は国際コンテナ戦略港湾を選定する時期。東京~盛岡間で海上コンテナを鉄道輸送し、空になったコンテナに別の荷主の貨物を積載するなど効率化に努めた。「当時の経験を生かせる」と、物流の仕事に縁を感じている。
当面の課題として、総合物流施策大綱の推進と、改正物流効率化法の確実な施行を挙げる。「関係者の尽力により『2024年問題』に対応できたが、依然として30年に向けた輸送能力不足が指摘されている」と懸念。輸送効率に優れるダブル連結トラックの活用や、自動運転を含めた輸送モードの転換などにより、課題の克服に取り組む考え。
荷待ち時間の短縮に向けては、長年の商習慣も壁となって立ちはだかる。「物流のやり方は、一度決めると変更が難しい面もあるが、『やってみたらうまくいった』という話も聞く」という。「共同配送などの好事例を紹介し、横展開できたら」と前を見据える。
学生時代はテニスに打ち込み、趣味はスポーツ観戦。「選手の真摯な取り組みに感動する」と、高校野球から駅伝、大相撲まで幅広く応援している。
〈プロフィル〉まさおか・たかし 大阪大学大学院工学研究科博士前期課程土木工学専攻修了後、1996年運輸省(現国交省)入省。関東地方整備局港湾空港部港湾物流企画室長、中国地方整備局港湾空港部長、北海道局港政課長などを経て、2026年7月から現職。1971年8月生まれ、55歳。愛媛県今治市出身。
| 対象者 | 一般,自動車業界 |
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日刊自動車新聞 9月30日掲載












