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2026年7月28日

環境省、金属・プラなどのスクラップヤード規制で検討会 年度内めどに基準案まとめ

使用済みの金属やプラスチックなどのスクラップを屋外で保管する「ヤード」事業を都道府県知事による許可制とする改正廃棄物処理法が特別国会で成立したことを受け、環境省は、具体的な規制基準などの検討に乗り出した。年度内をめどに検討結果を取りまとめ、政省令の公布やガイドラインの策定につなげる。

許可制に合わせスクラップヤードの規制基準を検討する(イメージ)

ヤードは金属価格の高騰などを受けて増加傾向にあるが、不適切な処理や保管により騒音や悪臭、土壌汚染、火災といった環境問題も発生している。茨城県や埼玉県、千葉県など一部の自治体では独自の条例を設けてきたが、国全体で対応するため、政府は廃棄物処理法を改正し、6月19日に公布。2年半以内に施行することとした。

これを受け、環境省は7月27日に「スクラップヤード環境対策技術検討会」の初会合を開き、規制基準の検討などに乗り出した。座長は国立環境研究所の寺園淳フェローが務める。自治体や事業者団体からのヒアリングを経て、年度内をめどに案をまとめる。

初会合では、自治体の条例を参考に、囲いの設置や保管物の高さ制限、電池やモーターなど火災発生のおそれのある物を分別・保管する措置などについて議論した。委員からは「健全な業務を行う国内事業者が疲弊しないような規制が望ましい」といった声も上がった。

なお、自動車リサイクル法など既存の制度で許認可を受けた事業者は、本制度で許可を受けたものとみなされる。今後、みなし許可の事業範囲などもガイドラインで示す。

環境再生・資源循環局の角倉一郎局長は「ヤードの規制には、不適正な事業者への対策だけでなく、適正な事業者のビジネスを後押しし、資源循環を促す目的もある。両者のバランスで最適解を目指す」と述べた。

日刊自動車新聞7月28掲載