2026年7月28日
3年目のフォーミュラE「東京Eプリ」 日本勢は表彰台に届かず 初のナイトレース開催
FIAフォーミュラE世界選手権第14、15戦「東京Eプリ」が7月25、26日、東京ビッグサイト(東京都江東区)周辺の特設サーキットで開かれた。3年目となる今年は、両日とも午後8時過ぎに決勝がスタートする「ナイトレース」として実施された。日本勢は26日の第15戦での日産自動車の4位が最高位だった。東京Eプリは2027年の開催も決定しており、シーズン最終戦として実施される。
初のナイトレースとなった東京Eプリ(25日の第14戦のゴールシーン)
公道も使った特設サーキットに照明が張り巡らされ、初のナイトレースが開催された。両日ともに時折激しい雨が降る難しい路面状況で実施された。
日本勢では日産に所属する昨年の年間王者、オリバー・ローランド選手が第15戦で4位に入ったものの、過去3年間で初めて、地元での表彰台を逃した。ヤマハ発動機が電動パワートレインを供給する英ローラも第15戦の10位が最高位で、直前の上海Eプリでの初優勝からの連勝とはならなかった。
日本勢は力走するも表彰台には届かなかつた
優勝は第14戦がダン・ティクタム選手(英国、クプラ・キロ所属)、第15戦はニック・デ・フリース選手(オランダ、マヒンドラ所属)だった。ティクタム選手はスーパーフォーミュラへの参戦経験があり、デ・フリース選手はトヨタ自動車のチームで今年のル・マン24時間レースを制するなど、日本との縁があるドライバーが好成績を残した。
東京Eプリは24年から開催しており、25年から2日間レースを実施している。夜間のレースは「東京のナイトライフを活性化したいという東京都の意向」(フォーミュラE共同創設者のアルベルト・ロンゴ氏)から実現したという。
日産のイヴァン・エスピノーサ社長(右から2人目)も激励に訪れ、ファンとの交流を楽しんだ。
今後は約150万人(フォーミュラEの推定)と言われる国内ファンの拡大や、現時点では赤字だという収益面の改善、来シーズンの車両規則改定による安全面の対応などが課題になる。ただ、開催を誘致した東京都が支援しているほか、今年は大会スポンサーをTDKが務めた。来シーズンからはブリヂストンがタイヤを独占供給するなど、国内企業の参画も増えている。
フォーミュラEのジェフ・ドッズCEO(最高経営責任者)は「より投資を呼び込んでいきたい。来年の最終戦は華やかな雰囲気でチャンピオンが決まることを楽しみにしている」と東京Eプリの重要性を語った。
日刊自動車新聞7月28日掲載














