2026年3月30日
ウェイモ、都内での自動運転タクシーを近い将来に運行 トヨタの市販車向けに供給も協議
アルファベット(グーグル)傘下で、自動運転タクシーを手掛けるウェイモで、エンジニアリングや事業展開の責任者であるサシュワット・パニグラヒCPO(チーフ・プロダクト・オフィサー)は3月27日、都内で記者会見を開き、都内での自動運転タクシーを近い将来に運行したい考えを示した。また、パニグラヒCPOは、提携するトヨタ自動車の市販車にウェイモが開発したシステムを導入することも協議していることを明らかにした。

サシュワット・パニグラヒCPO
会見はグーグル・ジャパン(東京・渋谷)の本社で行われた。ウェイモは現在、全米の10都市で、ドライバーが無人の自動運転タクシーを営業運行している。日本では昨年4月から都内で、タクシー大手の日本交通、タクシー配車アプリのGOとともに、手動運転で自動運転運行に向けたデータを取得している。
パニグラヒCPOは「日本の公道で安全性が担保できたら(自動運転タクシーを)運行したい。その時期は数年先ではなく、数カ月先」と述べた。これまでの走行で蓄積したデータやシミュレーションで、通信が途切れるトンネルや工事規制中の道路、狭い道などでも安全に自動運転できる技術をほぼ確立したという。
国内で自動運転タクシーを運行するための道路運送法などの法規制が整った段階で、実用化する方針だ。
ウェイモの自動運転タクシーを制御する「ウェイモ・ドライバー」は現在、第5世代で、都内での運行にもこれを搭載している。現在、センサー類のコストを低減しながら人工知能(AI)を高度化し、雪道も安全に自動運転できる第6世代も開発している。
また、ウェイモは2025年4月にトヨタと自動運転の開発と普及で戦略的パートナーシップを締結した。パニグラヒCPOは、次世代自動運転車の開発での協業や、市販車を含むトヨタの次世代自動運転車にウェイモの自動運転システムを組み込むことも協議しているという。
自動運転タクシーでは、英国のウェイブ、日産自動車、タクシー配車アプリのウーバーの3社が2026年後半に東京で試験運行する計画だ。
ホンダは2026年初頭に国内で自動運転タクシーの運行を計画していたが、提携していたGM(ゼネラルモーターズ)が自動運転車の開発から撤退したことから計画がストップした。
| 対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞3月30日掲載











