INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2026年3月23日

国交省、2030年に向けたETC2.0車載器の機能案 スマホ連携で機能拡充 道路インフラと車のハブに

 国土交通省は、2030年頃に市場投入を見込む「自動料金収受システム(ETC)2.0」車載器の機能改善案を示した。スマートフォンと連携させ、料金履歴などを確認できる仕様とするほか、車両や道路インフラから情報をリアルタイムで収集、提供できるようにする。人、車、インフラをつなぐハブの役割を担わせ、安全かつ効率的な高速道路の走行環境を整える。


30年頃の市場投入を見込む(イメージ)

 国交省は、2030年代に次世代ITS(高度道路交通システム)の運用開始を予定する。それに伴い、ETC2.0車載器に関しても、機能やサービス内容を刷新する計画だ。

 改善内容では、車両とスマホをブルートゥースなどで接続し、料金履歴などをスマホ上で確認できるようにするほか、外国人旅行者の利用が増えることを想定し、多言語に対応できるようにするなどを盛り込んだ。また、車載器の小型化やカードレス化なども図り、破損や紛失のリスク低減につなげる。

 車両を識別可能なプローブ情報も付加し、運転診断や運転履歴の管理サービスの提供も行うことを想定する。これにより、高速道路料金の不正通行や料金未払いなどの防止なども図れると見込む。

 また、車載器自体にセキュリティー更新機能を持たせることも検討する。不測の事態に対応できるようにし、セキュリティーが脆弱な場合は、注意喚起機能などを持たせることを見込む。

 20年代中にETC2.0サービスの改善内容を取りまとめ、30年頃から市場に投入する車載器に反映させていく。

対象者 自動車業界

日刊自動車新聞3月23日掲載