2026年3月13日
政府、「空飛ぶクルマ」4月にもロードマップ 得意のマルチコプター型で海外市場を開拓
政府は「空飛ぶクルマ」について、機体と要素技術の開発や生産設備に必要な投資額・時期などを示した官民投資ロードマップ(工程表)を4月初旬にもまとめる。短距離運航に適した「マルチコプター型」など日本企業が強みとする技術を生かし、東南アジアなどへの海外展開も視野に、2040年頃に国内外で約1500億円の市場獲得を目指す。
3月11日に「第2回航空・宇宙ワーキンググループ」を開き、有識者との意見交換を行った。「航空・宇宙」は政府の戦略17分野の一つに位置付けられており、このうち空飛ぶクルマや無人航空機など4つの製品・技術は、10日に開いた「日本成長戦略会議」で工程表の素案が示された。
空飛ぶクルマでは、40年頃に目指す市場規模が示されており、投資額や時期、経済波及効果などは今後詰める。スカイドライブ(福澤知浩社長CEO、愛知県豊田市)などの日本企業の機体は、複数のローターを持つマルチコプター型で、都市内などの短距離路線に向く。国内のみならず、交通渋滞の激しい東南アジアといった海外市場の獲得も視野に入れ、官民投資ロードマップを検討する。
政府は25年8月末、空飛ぶクルマの社会実装に向けた中長期的な案を示した。20年代後半にも一部の都市などで二拠点間の商用運航などを始め、運航頻度を高めて30年代前半には広域的なネットワークの原型を形成する考え。
| 対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞3月13日掲載












