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2026年3月12日

政府、交通空白解消へ法改正を閣議決定 スクールバスや病院送迎車などを活用

政府は、公共交通機関での移動が難しい「交通空白」の解消に向け、「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の一部を改正する法律案」を閣議決定した。スクールバスや病院、観光施設の送迎車で地域住民を輸送できる制度の創設を盛り込んだ。全国に約2500カ所ある交通空白地域の削減に向け、既存の輸送手段の活用や協業化を推し進めていく。

バスやタクシーなどの交通手段が不足している地域では、企業などに対し、スクールバスや病院・デイサービス、旅館・ホテルなどの送迎車を用いた公共ライドシェアの実施を、地方自治体が要請できるようにする。学生や患者、宿泊客の利用がない時間帯での活用を見込む。併せて、交通事業者に対し、地元の企業、団体などが車両の貸し出しや運転手の派遣などで協力できるようにする。

また、地方公共団体が事業計画を作成する際、交通事業者に対し、所有する乗降記録や車両、運転手などの見通しを含めた供給力などのモビリティデータの提供を求める。自治体が地域交通の輸送能力を横串で把握できる体制を整え、効率的な輸送体系の構築につなげる。


スクールバスをライドシェア車両に活用できるようにする(イメージ)

対象者 自動車業界

日刊自動車新聞3月12日掲載