2018年2月26日
タイヤ空気充填作業中に発生した事故 2017年の調査結果 タイヤ協会
タイヤ協会はこのほど、2017年の空気充填作業中(車両から取り外した状態)に発生した事故の調査結果を発表した。
パンク走行等を続け空気が抜けたものに空気充填して事故になったものが15件、作業中にビードを傷つけたりなどした「作業不適正」が原因でタイヤを損傷して事故につながったものが10件、不良トリムその他が8件の合計33件で破損し、事故が発生した。
この5年間の合計推移をみると13年19件、14年27件、15年31件、16年25件、17年33件となっており、事故は斬増、昨年が最悪の結果となった。一方、作業事故の発生場所を見ると、専業店19件でトップ、SSが6件となっている。
専業店を巡っては、平成28年度の大型車のホイール・ボルト折損による車輪脱落事故56件の発生作業者のうち、タイヤ業者の割合が増えている。その分、専業店の取り扱う総作業も増えていることも考えられるが、高齢化と若年齢作業者の2極化で熟練層が少なくなっていることも想像される。
全タ協連をはじめ各県組合が積極的に取り組む「整備作業」、独自のタイヤ整備整備士制度の完成も、こうした事故を防ぐことに繋がられる。
週刊タイヤ新報2月26日社説掲載
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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主催者 | タイヤ協会 |
対象者 | 自動車業界 |