2025年12月12日
日本メーカー3社の2025年11月中国新車販売、日産はEV「N7」好調でプラス
日本の自動車メーカー3社の11月の中国新車販売台数は、前年同月比12.9%減の27万5524台で、3カ月連続で前年同月を下回った。価格競争のほか、新型車への買い替え補助金の打ち切りの影響が広がっている。
トヨタ自動車は同12.1%減の15万4600台だった。前年同月実績から10%以上のマイナスとなるのは1月以来で、補助金の終了と新政策を期待する様子見の顧客が増えたことが要因だという。SUV「RAV4」などはモデルの切り替えによる影響もあったという。
日産自動車は電気自動車(EV)「N7」の好調により同10.3%増の7万84台で、6カ月連続で増加した。ガソリン車「シルフィ」も今年の月販記録を更新する3万8千台を売ったという。
ホンダは同33.8%減の5万840台で、21カ月連続で減少した。EV販売で苦戦し、ガソリン車も値引き販売を強いられているという。今後は販売計画を再検討し、新型車は企画段階から見直す方針だ。
| 対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞12月12日掲載












