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2025年11月11日

ラリージャパン2025、トヨタが表彰台を独占 移動区間では多くのファンが声援

 世界ラリー選手権(WRC)第13戦「ラリージャパン2025」が9日に閉幕し「トヨタ・ガズー・レーシング・ワールドラリーチーム」(TGR─WRT)のセバスチャン・オジエ選手が優勝、エルフィン・エバンス選手が2位、サミ・パヤリ選手が3位と表彰台を独占した。勝田貴元選手は17位。8日のSS11(笠置山)でクラッシュし、優勝戦線からは離脱したものの、9日のSSS(岡崎)ではトップタイムを記録するなど勇姿をファンに見せた。

 今年のラリージャパンはTGR─WRTの3人のドライバーがチャンピオン争いを繰り広げる舞台となった。「チームオーダーはない」(ユハ・カンクネン代表代行)という中でオジエ選手が優勝し、ランキングトップを維持するエバンス選手に3ポイント差まで迫った。これによりドライバーズチャンピオンは最終戦のサウジアラビア大会で決まることになった。

表彰台を独占したTGR-WRTのドライバーとトヨタ自動車の豊田章男会長(中央) 

愛知県と岐阜県を舞台にするラリージャパンは今年で4年目。最終日は朝から雨模様だったが、移動区間(リエゾン)では多くのファンや地元住民が声援を送っていた。

日刊自動車新聞11月11日掲載