2025年10月23日
赤澤亮正経済産業相、責任ある積極財政で力強い成長実現へ
赤澤亮正経済産業大臣は22日の就任会見で、高市早苗首相から「責任ある積極財政の下での日本経済の力強い成長実現や賃上げに向けた国内投資促進、中小企業の生産性向上、取引適正化などの取り組み推進について指示があった」と話した。「賃上げは経済成長に重要であり、中小企業の成長や生産性向上を全力で応援していく」と抱負を語った。
赤澤経産相は石破茂内閣の下で経済再生担当相を務め、米国との関税交渉を担当した。訪米を重ね、自動車への追加関税を当初の25%から12.5%に引き下げる合意を取り付けた。27~29日にはトランプ大統領の訪日が決定している。赤澤経産相は今後の米国関税政策への対応について「これまでの経験を最大限に生かし、茂木敏充外務相や城内実経済財政担当相と協力して取り組んでいく」とした。
日米で合意した約80兆円の対米投資については「経産省として半導体やAI(人工知能)など、充実した案件の組成へ積極的に取り組む」と語った。
対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞10月23日掲載