2025年7月4日
全タク連が総会 地方のタクシー不足解消へ新組織
全国ハイヤー・タクシー連合会(川鍋一朗会長)は都内で「第120回通常総会」および理事会を開催し、2025年度の事業計画などを決定した。今期は「地方タクシー事業再生・進化推進特別本部(仮称)」を新設し、地方におけるタクシー不足の解消などに取り組む。同時に実施した任期満了に伴う役員改選では、川鍋会長の続投を全会一致で承認した。
総会で川鍋会長は、「この2年間は地方を中心に取り組んでいきたい」と方針を示した。都心部ではタクシードライバーが増加し、日本型ライドシェアも順調に稼働していることから、今後は地方での〝足の確保〟に注力することを打ち出した。このため地方タクシーに特化した特別本部を新設、地方の意見をより多く集め、組織運営に反映していくことにした。
当面は川鍋会長が本部長、田中亮一郎副会長(第一交通産業社長)が副本部長を務める。隔月で会議などを開き、意見をまとめていく。
対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞7月4日掲載