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自動車産業インフォメーション

2018年2月16日

モータースポーツ重視へ 国内自動車メーカー18年参戦計画発表

国内自動車メーカー各社が続々と2018年のモータースポーツ活動計画を発表した。それぞれ従来の参戦体制を拡充しており、モータースポーツを重視する姿勢を見せている。

【トヨタ】トヨタガズーレーシングは、世界ではF1A世界ラリー選手権(WRC)、FIA世界耐久選手権(WEC)、ニュルブルクリンク24時間耐久レースに、国内では「全日本ラリー選手権」にチーム名「トヨタガズーレーシング」としてワークス参加する。米国では、引き続きNASCARに参戦するとともに、ダカールラリーに参戦するトヨタ車体を支援する。国内レースでは、スーパーGT、全日本スーパーフォーミュラ選手権に引き続き参戦しシーズン連覇を目指す。世界や日本で活躍できるドライバーを育成するためのプログラムとして、ラリーではトヨタガズーレーシングラリーチャレンジプログラム、レースではTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)を継続する。ユーザー自ら参加し楽しむことができる「トヨタガズーレーシング86/BRZレース」、「トヨタガズーレーシングネッツカップヴィッツレース」や「トヨタガズーレーシングラリーチャレンジ」の開催をはじめとしてサーキット等でのイベント開催、全国販売店と連携した体験イベント「トヨタガズーレーシングパーク」も継続開催する。

【日産】日産自動車はニスモ(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)とともに、EVモータースポーツ「フォーミュラE」へのデビューやスーパーGTの体制変更など発表した。フォーミュラE選手権へは日系自動車メーカーとして初めて、2018年12月ごろに開幕する開幕するシーズン5からデビューする。スーパーGTでは、GT500クラスのシリーズチャンピオン奪還を狙って、日産系チーム体制及びドライバーラインアップの強化。また、モータースポーツ活動を通じて人材育成を図るプログラムを立ち上げた日産自動車大学校は、引き続きKONDOレーシングとともに「スリーボンド日産自動車大学校GT-R」でST-Xクラスに参戦し、シリーズタイトルの奪還を目指す。

【スバル】SUBARU(スバル)は、モータースポーツ統括会社であるSTI(スバルテクニカルインターナショナル)とともに、スーパーGTのGT300クラスに、スバルBRZで参戦する。208年から11年連続の参戦となる第46回ニュルブルクリンク24時間耐久レースには、スバルWRX STIで参戦し、SP3Tクラスで優勝を目指す。

【ホンダ】ホンダは、昨年、フォーミュラ3ヨーロピアンチャンピオンシップに参戦していた牧野任祐選手がステップアップし、FIAフォーミュラ2チャンピオンシップに「ロシアン・タイム」から参戦すると発表。モータースポーツ界で活躍する若手ドライバーの発掘・ステップアップを目的としたプログラム「ホンダフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」として支援していく。

交通毎日新聞2月15日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

トヨタ自動車㈱、日産自動車㈱、㈱SUBARU

対象者 中高生,大学・専門学校,自動車業界