2025年6月26日
NTTなど、阪神都市圏で「交通デジタルツイン」活用サービスを実証へ
NTTなどは25日、阪神高速とともに交通マネジメント技術を活用した実証を行うと発表した。大阪・関西万博を踏まえて阪神都市圏で進め、「交通デジタルツイン」を活用した経路検索サービス、スケジュール管理アプリの2つのサービスを一般公開する。
NTTやNTTデータグループ(佐々木裕社長、東京都江東区)、NTTデータ(鈴木正範社長、同)、阪神高速の4社で取り組む。実証はすでに始めており、10月13日までの予定だ。
交通デジタルツイン活用では、阪神都市圏の高速道路および主要一般道の30日先までの交通状況を予測する。また、この予測を踏まえた「行動変容(出発時刻や経路変更など)」により、総旅行時間の短縮や二酸化炭素(CO2)排出削減、事故リスク減といった社会的効果をコスト換算し「社会貢献スコア」として可視化する。スコアは組織単位での集計にも対応し、企業などによる渋滞緩和などへの取り組みにも活用できる。
実証を通じ、課題を整理した上で本格運用を目指す。さまざまな外部サービスとの連携も視野に入れていく。
対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞6月26日掲載